平島 寛

政策/市場展望

米国インフラ新規投資5500億ドル、グリーン・デジタルも積み上げ

米議会上院が2021年8月、約5500億ドルの新規投資と既存予算を合わせて、今後5年間で1兆ドル(110兆円)規模に及ぶ超党派インフラ投資法案を可決した。投資内訳は、道路・橋梁の改良・建設に1100億ドル、電力インフラに730億ドル、旅客・...
グリーン/エネルギー

太陽光が2030年発電コスト最安の8.2~11.8円/kWh、電源別限界コストは最大

経済産業省発電コスト検証ワーキンググループは2021年8月、太陽光、風力、原子力、石炭、液化天然ガス(LNG)など、電源15種類の2030年における発電コストの精査結果を公表した(下図)。この発電コストは、LCOE(Levelized Co...
グリーン/エネルギー

アンモニア輸入に向けて国内勢が海外企業と共同開発

アンモニアを巡る動きが世界で活発になっている。アンモニアは、水素のエネルギーキャリア(輸送・貯蔵手段)として有望な候補であり、燃焼時にCO2を排出しないことから、脱炭素社会への移行を背景に、発電燃料や船舶燃料としての利用が期待されている。化...
グリーン/エネルギー

再エネ全体36~38%(太陽光15%、風力6%)、エネルギー基本計画の電源構成比

経済産業省の総合資源エネルギー調査会基本政策分科会で2021年7月21日、“野心的な目標”とする2030年の電源構成を含むエネルギー基本計画(素案)が示された。総発電電力量は9300億~9400億kWh。このうち、再エネは3300億~350...
PPP/PFI/コンセッション

アベイラビリティ・ペイメントの試算から見えること

収益を生まない公共施設等の「サービス購入型PFI事業」に、アベイラビリティ・ペイメント(Availability Payment)方式を導入する検討が始まっている。今回は同方式の基本的な考え方を、試算を通じて確認してみたい。同方式の定義は以...
ファンド/ファイナンス

豪州シドニー空港に1兆8000億円の買収提案、IFM Investorsコンソーシアム

豪州のシドニー空港を運営するSydney Airportが、インフラ投資ファンドのコンソーシアムからSydney Airportの全ステープル証券(株式)に対して、1株当たり8.25豪ドルの買収提案を受けていることが明らかになった。発行株式...
経営/戦略

静岡県内の大学に「土木工学科」を新設して地元専門家不在リスクの解消を

静岡県がインフラに関わる難題に直面している。熱海市で発生した大規模な土石流や、大井川水系の水資源保全に関わるリニア中央新幹線の建設工事のことである。県内には東名高速道路や東海道新幹線が走り、コンセッションによる空港や原子力発電所もある。重要...
グリーン/エネルギー

電気分解槽と洋上風力発電の接続でCO2排出ゼロの水素製造

再エネ電力による電気分解で生成するグリーン水素と、それを利用した持続可能燃料の生産には大きな可能性があり、CO2排出量を大幅に削減できる。しかし、持続可能燃料は化石由来の燃料よりも生産コストが高くなるため、普及にはまだ時間が掛かりそうだ。コ...
デジタル/スマートシティ

米国通信インフラリートのAmerican Tower、3万サイトの取得と子会社株式40%の売却

米国の通信インフラ不動産投資信託(REIT)、American Tower Corporation(ATC)が欧州子会社ATC Europeの一部株式を、カナダのケベック州投資信託銀行(CDPQ)とドイツのAllianz Capital P...
PPP/PFI/コンセッション

サービス購入支払いとの比較による「アベイラビリティ・ペイメント」

収益を生まない公共施設等の「サービス購入型PFI事業」に、アベイラビリティ・ペイメント(Availability Payment=A/P)方式を導入する検討が始まっている。ここでは、A/P方式と、サービス購入型PFI方式におけるサービス購入...
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