石狩湾新港で112MWの洋上風力発電が運転開始

グリーンパワーインベストメントとJERAが出資する特別目的会社(SPC)、合同会社グリーンパワー石狩は2024年1月、石狩湾新港洋上風力発電所(設備容量112MW)の商業運転を開始した。商用の洋上風力発電所として国内最大規模。石狩湾新港にSiemens Gamesa Renewable Energy製の風力発電機(単機出力8MW)を14基、設置している。

洋上工事は清水建設・日鉄エンジニアリングJV。清水建設が風車のプレアッセンブル、自社SEP船による洋上施工、海底ケーブル敷設を担当。日鉄エンジニアリングが風車基礎と下部構造物(ジャケット式)の製造・施工を担当。陸上工事は鹿島。

発電した電力は、送電ケーブル(66kⅤ)、蓄電池システム(出力100MW/容量180MWh)併設のプロジェクト変電所、北海道電力ネットワークの西札幌変電所を経て、全量が同社に供給される。再エネ併設型蓄電池システムは、洋上風力発電の出力変動の緩和に役立てる。

■プロジェクト概要

会社名:合同会社グリーンパワー石狩 

設置場所: 北海道石狩湾新港 港湾区域の一部 

設備容量:112MW(8MW×14基)、接続容量は99.99MW

売電先:北海道電力ネットワーク

売電価格・期間:FIT(固定価格買取制度)によって36円/kWh、20年間

InfraBiz
関連サイト
グリーンパワーインベストメントのウェブサイト
清水建設のウェブサイト
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