海外

ファンド/ファイナンス

2021年のインフラ投資はポジティブに推移、収益の安定性を評価

2020年の世界のインフラ投資は、コロナ感染症拡大の影響を受けたものの、実物資産の安定した収益性が改めて評価され、全般的に堅調に推移した。2021年以降は、コロナ禍で落ち込んだ経済の再生やカーボンニュートラルのための再生可能エネルギー拡大などが刺激となり、ポジティブに推移するとの見方が強い。
経営/戦略

スペインACS Groupの2020年決算、子会社Abertisからの利益貢献が大幅減

スペインのインフラ総合会社ACS Groupの売上高は349億3700万ユーロ(前年比10.5%減)、純利益(非経常的影響を除いた調整後)は5億7400万ユーロ(同40.3%減)となった。
経営/戦略

スペインFerrovialの2020年決算、空港会社の貢献分がマイナス4.47億ユーロ

スペインのインフラ総合会社Ferrovialの2020年決算は、売上高(継続事業)63億4100万ユーロ(約8200億円、前年比4.7%増)、EBITDA(利払い・税引き・減価償却前利益)が4億900万ユーロ(同238%増)、EBIT(利払い・税引き前利益)は2億2600万ユーロ(同43.6%減)となった。
経営/戦略

フランスBouyguesの2020年決算、建設事業の売上高が前年比11%減

フランスBouyguesの2020年決算は、売上高が346.94億ユーロ(4兆4000億円、前年比8.5%減)、営業利益(Operating Profit)が11.24億ユーロ(同33.7%減)となった。 事業別では、建設事業(子会社...
経営/戦略

フランスVINCIの2020年決算、空港会社の売上高が前年比62%減

インフラ運営を事業に含む海外インフラ総合会社の2020年12月期決算をレポートする。フランスVINCIの決算は、売上高が432.34億ユーロ(5兆5000億円、前年比10%減)、EBIT(利払い・税引き前利益)が28.59億ユーロ(同50%減)となった。
グリーン/エネルギー

Ferrovial Airportsが空飛ぶクルマ用バーティポートの開発着手

スペインの空港運営会社Ferrovial Airportsは、スペインで20を超えるバーティポート(vertiport、垂直離着陸用飛行場)の相互接続されたネットワークの開発に着手した。「空飛ぶクルマ」として知られる「電動垂直離着陸機(eVTOL)」の運用に必要なインフラの設計・建設・運営を目指す。プロジェクトの財政面では、所定の手続きをすでに開始している欧州復興基金からの助成を見込む。
デジタル/スマートシティ

コーディアント・デジタル・インフラストラクチャーがロンドン証券取引所に上場

コーディアント・デジタル・インフラストラクチャー(Cordiant Digital Infrastructure)が2月16日、ロンドン証券取引所に上場した。投資対象は英国、欧州、米国などのデータセンター、移動体通信基地局、ケーブルといった...
PPP/PFI/コンセッション

2020年の米国道路P3事業レビュー

2020年の米国道路P3(PPP)事業を振り返る。2019年末時点で運営・維持管理のフェーズに至っていなかったコンセッション事業の中で、2020年中に竣工・供用開始した事業は、Pennsylvania Rapid Bridge Replacementプロジェクト(ペンシルバニア州)とSH 288 Toll Lanes(テキサス州)だった。一方、I-77 Express Lanes(ノースカロライナ州)で株主出資比率の変更、I-635 LBJ Managed Lanes(テキサス州)でリファイナンス、Elizabeth River Crossings(バージニア州)で株主の変更が実施され、ワシントン大都市圏高速道路(I-495, 95, 395)(同州)では株主構成員の追加が合意された。
PPP/PFI/コンセッション

アベイラビリティ・ペイメント方式の特徴と課題

政府は、6月に閣議決定した「経済財政運営と改革の基本方針2019」(骨太の方針)と「成長戦略」のなかで、「アベイラビリティ・ペイメント方式」の導入検討の必要性をうたった。PPP事業におけるファイナンススキームを、資金調達スキームと投資回収スキームに大別すると、アベイラビリティ・ペイメント方式は後者の一手法である。公的資金を財源とし、業務成果に応じて支払われるのが特徴で、海外では導入例も多い。ここでは、米国道路PPP事業を例に、同方式の仕組みを整理する。
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