蓄電池設備や水素ステーションも投資対象とする官民ファンド、運営者にLooop

東京都は「サステナブルエネルギーファンド」の事業運営者にLooop(ループ、東京都台東区)を選んだ。新設の再生可能エネルギー発電所のほかに、クリーンエネルギー拠点や関連事業を投資対象としたことが、この官民ファンドの見どころだ。日本国内の施設や事業に投資する。

ファンドのスキーム (出所)東京都

 

クリーンエネルギー拠点について、募集要項は「温室効果ガスを排出しない環境特性を有するエネルギーを供給する拠点及びその関連事業」と定め、以下を例示した。

  • 水素ステーションおよび水素関連事業
  • 電気充電設備および充電関連事業
  • 蓄電池設備および蓄電池関連事業
  • 省エネ設備(既存設備の更新)およびエネルギーマネジメント関連事業

Looopは自らファンドに出資し、GP(無限責任組合員)としてファンドを運用する。ファンドの目標規模は100億円以上。都がLP(有限責任組合員)として10億円出資するほか、機関投資家などから出資を募る。存続期間は2037年まで。Looopは公募に応じた2者の中から選ばれた。

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