「空飛ぶクルマ」のユースケースを調査、DBJと慶応大学・空飛ぶクルマ研究ラボ

日本政策投資銀行(DBJ)と慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科・空飛ぶクルマ研究ラボが2021年3月、調査レポート「空飛ぶクルマのユースケースに関する調査~日本における利活用促進を目指して~」を発行した。

レポートでは、空飛ぶクルマの現況や特徴、日本の都市や地方における主なユースケース、ユースケースを策定する上でポイントになる項目を解説し、北海道ニセコ町の二次交通を例に、事業性についても検証している。主な内容を図表1に抜粋した。

2023年からの段階的な商用開始を目指して、主なユースケースとして、二次交通・地方都市間交通、離島や過疎地域での交通手段、災害救助、救命救急医療、レジャー観光を挙げ、それぞれの特徴と課題を整理。ユースケースの検討ポイントとして、地域の課題とそれに応じた飛行ルートや機体の選定のほか、インフラ整備や事業モデル(運航事業の担い手)を挙げている。

インフラ整備では、離着陸場、管制、通信に大別して、想定される施設や設備の仕様を整理している。空飛ぶ産業の関連プレイヤーとビジネスモデルについても概観しており、図表2はそれを参考に作成した想定ビジネススキームだ。運航事業者として、エアライン、タクシー会社、ヘリ運航会社、フェリー運航会社、バス会社、あるいは、これらの企業に機体メーカー、ITベンダーや通信事業者(管制・運航管理システム開発事業者)、インフラ総合サービス事業者などが加わってJVを構成する可能性が考えられる。

 

図表1■空飛ぶクルマのビジネス概要

(出所)「空飛ぶクルマのユースケースに関する調査」から主な内容を抜粋して作成

 

図表2■空飛ぶクルマの事業スキーム例

(出所)「空飛ぶクルマのユースケースに関する調査」を参考に作成

InfraBiz
関連サイト
日本政策投資銀行のウェブサイト
タイトルとURLをコピーしました