日立国際電気と三菱HCキャピタルは、ローカル5Gの活用支援サービスを12月7日から開始した。ローカル5G導入に必要な関連免許取得の支援、機器の整備、保守・運用サービスなどを包括的に毎月定額で提供する。費用は月額100万円から。利用者は初期投資なしに、ローカル5Gを利用できる。
ローカル5Gは、企業などが主体となり、限られたエリアで5G網を構築する無線通信システムだ。超高速、高信頼・低遅延、同時多接続といった5Gの性能を生かして、高度なサービスを利活用することが可能になる。
導入の対象分野として、工場でのロボット制御、物流倉庫での無人搬送車の自動運転、建設現場での重機の遠隔操作、道路や河川の監視などを想定している。海外では空港業務の高度化、効率化を目的にローカル5Gを導入する動きがあり、インフラ分野でも用途が広がる見通しだ。
日立国際電気がローカル5Gの環境構築や保守・運用を担う。三菱HCキャピタルはファイナンス機能を生かして、サービスを月額制で提供する。