特定利用空港・港湾に福井・熊本・鹿児島の3空港・9港湾を追加

政府は国家安全保障戦略の一環で、平素から必要に応じて自衛隊・海上保安庁の航空機・船舶が民間の空港・港湾を円滑に利用できるようにする「特定利用空港・港湾」を5空港・11港湾、指定した(2024年4月)のに続き、 2024年8月、福井県、熊本県、鹿児島県に所在する3空港・9港湾を追加した。特定利用空港・港湾は合わせて、8空港・20港湾になる(下図参照)。

追加した特定空港は熊本空港、鹿児島空港、徳之島空港。特定港湾は、敦賀港、熊本港、八代港、川内港、鹿児島港、志布志港、西之表港、名瀬港、和泊港。

特定利用空港・港湾は、民生利用を主としつつ、自衛隊・海上保安庁の航空機・船舶が利用できるように、空港の滑走路延長やエプロン整備、港湾の岸壁整備や航路整備(海底地盤の掘り下げ)、既存事業の促進、利便性の確保や機能の強化を図る。ただし、自衛隊や海上保安庁専用の施設を整備することはない。

特定利用空港・港湾の位置図

(出所)内閣官房

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