PPP/PFIの2022年度実績3.9兆円、コンセッション事業は0.3兆円

2022年度のPPP/PFIの事業規模の実績は契約ベースで3.9兆円、このうちコンセッション事業は0.3兆円だった。内閣府がこのほど明らかにした。

 

事業規模は、「コンセッション事業」(類型Ⅰ)、収益型施設併設で収益を得る「収益型事業」(類型Ⅱ)、「公的不動産利活用事業」(類型Ⅲ)、サービス購入型PFI事業を含めた「その他PPP/PFI事業」(類型Ⅳ)などに分け、目標額と実績額を整理している。

目標額は2022年度~31年度の10年間で30兆円。これに対して2022年度の実績は、収益型事業、公的不動産利活用事業、その他PPP/PFI事業でそれぞれ1兆円を超えたものの、コンセッション事業は0.3兆円にとどまった。コンセッション事業の契約は、三浦市公共下水道運営、新秩父宮ラグビー場整備・運営、等々力緑地再編整備・運営、五個荘商人屋敷管理運営の4件だ。

PFI事業に限ると、内閣府が実施方針を把握した事業の実績は1999年~22年度の合計で1004件を数える。このうちコンセッション事業は48件だ。北海道7空港は管理者ごとに4件、2期事業実施中の但馬空港は2件でカウントしている。

 

InfraBiz
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