三菱商事グループの洋上3海域で30年の占用計画を認定、EPCに鹿島、O&Mに北拓ほか

経済産業省と国土交通省は、2021年12月に洋上風力発電事業者を選定した「秋田県能代市、三種町及び男鹿市沖」、「秋田県由利本荘市沖(北側・南側)」、「千葉県銚子市沖」について、三菱商事グループを主体とする各事業者から提出された公募占用計画を認定した。

認定の有効期間は認定日から30年間で、2022年12月13日~52年12月12日。海域の占用期間/運転開始予定時期は、「秋田県能代市、三種町及び男鹿市沖」が占用2027年5月1日~52年10月31日/運開28年12月、「秋田県由利本荘市沖(北側・南側)」が占用2029年4月1日~52年10月31日/運開30年12月、「千葉県銚子市沖」が占用2027年2月1日~52年10月31日/運開28年9月(図表参照)。

公募占用計画には、EPC(設計・調達・建設)やO&M(操業・保守)の実施体制も含まれている。3海域とも各工事で同一の企業が選定されている。風力発電機はゼネラル・エレクトリック製、陸上工事と操業・保守(陸上系統)はシーテック(中部電力グループ)、洋上工事は鹿島建設とバン・オード(オランダ)、送電設備の製造・納入は住友電工と古河電工、送電設備の製造・納入は東芝エネルギーシステムズと三菱電機、操業・保守(洋上)は北拓、操業・保守(船舶保有・管理)は日本郵船などとなっている。

3海域の公募占用計画の概要

(出所)各事業の公募占用計画を基に作成

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