JBIC（国際協力銀行）は、水素製造や水素ステーションなど、世界の水素関連事業を投資対象とするClean H2 Infra Fundに出資する契約を結んだ。ファンドの目標金額15億ユーロ（約1926億円）のうち、同社は最大1億ユーロ（約128億円）を出資する予定だ。
ファンドは、水素関連事業の投資会社であるスイスのFiveT Hydrogenと資産運用会社であるフランスのArdian が共同で設立したHY24が組成・運用する。JBICは、「Air Liquide、TotalEnergies、VINCI、Plug Powerなど水素関連セクターにおけるグローバルな民間企業が投資家として参画する世界最大規模の水素関連ファンド」と紹介している。
HY24設立に伴う2021年10月のArdianの発表では、LOTTE Chemicalや機関投資家のAXAなども出資予定となっている。水素の製造・輸送・貯蔵・供給といった、上流から下流に至る事業をポートフォリオとして構築する方針だ。