コスモエコパワーと日立造船が出資する青森西北沖洋上風力合同会社に、アカシア・リニューアブルズ(アカシア社)が出資参画することになった。
アカシア社はスペインの電力企業大手イベルドローラ(Iberdrola)の100%子会社。コスモエコパワー(コスモエネルギーホールディングスの100%子会社)と日立造船が、アカシア社との間で、青森西北沖洋上風力合同会社(2019年4月設立)にアカシア社が出資参画するための合弁契約を締結した。その結果、コスモエコパワーの出資比率が最大になって、代表社員となる。
合同会社は、洋上風力発電の「有望な区域」に指定されている青森県沖日本海(南側)で、今後予定される再エネ海域利用法に基づく公募に応札し、洋上風力発電の設置・運営および電力の卸供給を目指す。
発電規模は、単機出力4.0~9.5MWの風車を最大125基(単機出力4.0MWの場合)設置して、最大出力500MWを想定。2025年以降の稼働開始を見込む。青森県沖では3月8日に、計画段階環境配慮書を経済産業省に送付したJERAの計画など、いずれも総出力400~800MWの5事業が計画されている。
図表■周辺海域で計画中の洋上風力発電事業