3グループが応募した愛知県新体育館整備・運営のBT(Build Transfer)コンセッション事業は、前田建設工業(設計・建設期間)とNTTドコモ(維持管理・運営)を代表とするAichi Smart Arenaグループが落札した。2月17日に愛知県が発表した。
同グループは入札価格が181.81億円と最も高く、価格点が最低だったが、性能評価全6項目で最高点を得て他グループを引き離した。構成企業は、米国のAnschutz Sports Holdings、三井住友ファイナンス&リース、東急、中部日本放送、日本政策投資銀行、クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド。
施設はメインアリーナ、サブアリーナ・多目的ホールで構成され、設計・建設が2021年6月~2025年3月、維持管理・運営が2025年4月~2055年3月の30年間。審査委員会は同グループの提案について、グローバルレベルの空間、維持管理・運営でのICT積極活用、世界トップのアリーナ運営実績に基づくグローバルサービス、卓球・ダンス競技の聖地化――などを高く評価した。
愛知県のコンセッション事業は有料道路、国際展示場に続いて3件目。すべての事業に前田建設が参画することになった。
落札者:AichiSmart Arenaグループ(Cグループ)
代表企業(設計・建設期間):前田建設工業
代表企業(維持管理・運営期間):NTTドコモ
構成企業 :Anschutz Sports Holdings、三井住友ファイナンス&リース、東急、中部日本放送、日本政策投資銀行、クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド
事業概要
対象施設の構成:メインアリーナ、サブアリーナ・多目的ホール
設計・建設期間:2021年6月~2025年3月
維持管理・運営期間:2025年4月~2055年3月(30年間)
事業の範囲:統括マネジメント業務・設計建設業務・維持管理業務・運営業務等