ウエストホールディングスとくにうみアセットマネジメントは4月20日、ウエストグループがリノベーションした稼働済み太陽光発電所を投資対象とするファンドを組成すると発表した。
名称は「ウエスト・くにうみサステナビリティ・ファンドシリーズ」。1号ファンドは50億円規模で、5月に組成する。O&M(運用・保守)をウエストホールディングス子会社のウエストO&Mが、ファンドマネジメントをくにうみアセットマネジメントが、それぞれ担当する。
ウエストグループがこれまでに開発した太陽光発電所は約6万3000カ所、保守メンテナンスする太陽光発電所は高圧発電所だけで約480カ所を数える。2020年10月に発表した中期経営計画では、メガソーラー再生事業を2023年8月期に78カ所、出力規模117MW、売上高335億円にする目標を掲げた。メガソーラー再生事業は稼働済みの発電所を取得し、修繕とO&Mで付加価値を付けて売却するビジネスモデルだ。市場規模が大きいと判断した。
くにうみアセットマネジメントは、岡山県瀬戸内市で235MWの大規模太陽光発電所を開発し、アセットマネジメントに従事している。インフラ事業のほかに地域創生事業の実績もある。